小田原三の丸ホールで開館以来初めての夏休み企画
劇場留学～お芝居をつくる7日間～

2023/06/16 2023/06/16

小田原三の丸ホールでは、開館以来、初めての夏休み企画を行う。

フランスとデンマークのアーティストによるパフォーマンス公演。さらに、一般公募した地元小田原の小学生と訪日外国人をプロの演出家、パフォーマーらがガイドし、7日間でお芝居をつくり、上演する企画「劇場留学～お芝居をつくる7日間～」も。

ガイド役となる演出家の川口智子さんによると、事前に脚本はもちろん物語などの構想もせず、全く白紙の状態から、子どもたちとつくりあげていくという。

初日は、小田原の街を散策して“おもしろい”を探すフィールドワーク。その“おもしろい”を語る子どもたちの言葉から芝居をつくっていく。

川口さんは、これまでも市民や子どもたちとのワークショップや作品づくりの経験が豊富だが、ここまでゼロから一緒につくっていくのは初めての試みだそう。

大道芸人のせせらぎさん、映画監督の北川未来さん、舞台照明家の横原由祐さんがともにガイド役を務める。3日目のみ参加の音楽家鈴木光介さんは、一日で一曲子どもたちとオリジナル曲をつくる予定。

つくりあげたお芝居は、最終日にお披露目される。単にホールの舞台を使うだけでなく、「劇場の中にまちをつくり、そのまちの中にまた劇場がある」イメージで劇場という場を自由に贅沢に使うという。

日程は8月21日(日)～27日(日)の７日間で、6月17日(土)から参加者の募集を開始する。

小田原市内の小学校3年生～6年生を15人程度と、小田原市在住の訪日外国人で小学校3年生以上（何歳でも）を5人程度、それぞれ募集する。募集の詳細は下のリンクから。

併せて、舞台づくりに興味のある中・高校生のサポートスタッフも募集する。詳しくは問い合わせを。

【主催・問】市民ホール文化事業実行委員会・小田原市
TEL.0465-20-4152（小田原三の丸ホール午前９時～午後８時）

▲演出家の川口智子さん（右）と大道芸人のせせらぎさん。小田原三の丸ホールで。

●劇場留学～お芝居をつくる7日間～　参加者募集の詳細などは

●三の丸ホールの夏休み〜海の向こうのふしぎな世界〜

ぬけがら/リトル・ガーデン（from フランス）7月26日（水）14:00開演　小ホール

ロミオとジュリエット（from デンマーク）8月5日（土）14時開演　大ホール舞台上特設ステージ

小田原三の丸ホールで開館以来初めての夏休み企画劇場留学～お芝居をつくる7日間～