ニュース 山北町 2020年03月27日号

県境またいで関係人口の創出を図る
山北町と御殿場市が協定締結

2020/04/20

山北町は3月17日、静岡県御殿場市と「関係人口」の創出・拡大に向けた相互連携協定を締結した。少子高齢化による人口減少や地域の担い手・働き手不足といった課題解決に向けて、県境をまたいで取り組んでいく。
関係人口とは、地域や地域の人々と多様に関わる人々のこと。両市町はJR御殿場線などを通じてつながっているものの、生活圏域の違いから交流する機会が少ないという。この協定で関係人口の創出と拡大を図り、地域の人材育成や活性化、イベントや経済界を通じた交流、働く場の確保、情報発信などにつなげていく。
また、首都圏からの人材を呼びこむため、御殿場線の交通系ICカードをエリアをまたいでも使えるように働きかける。通勤や通学時間帯を中心とした増便実現に向けても取り組むという。
17日には山北町庁舎で、若林洋平御殿場市長と湯川裕司山北町長が出席して協定の締結式を行った。若林市長は、「この協定は、両市町にとって非常に有意義なもの。今後の発展につながる」と締結を喜んだ。湯川町長も、人口の減少が経済縮小や生活の不便さに結びつかないよう「様々な場面で関係人口を増やしていく」と力をこめてあいさつした。また、互いに特産品を交換しあう場面もあり、若林市長は「ごてんばこしひかり」、湯川町長は「すっぽん鍋セット」をそれぞれ贈った。
その後は両者による歓談も行われ、両市町の特産をかけ合わせた食品の開発やイベントでの連携など、互いの地域資源を活かした様々なアイデアが飛び出した。

P20200403_yamakitagotenba▲締結式で互いの特産品を贈り合った湯川町長と若林市長(左より)

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