＜松田町＞子育て世帯を呼び込み、定住人口増へ
子育て支援住宅が町屋に完成
2020/04/30
松田町が定住対策の柱として、町屋地区に建設していた子育て世帯向けの地域優良賃貸住宅が完成。3月2日に落成・竣工式が行われた。名称は「ラ・メゾン カラフル町屋」。入居者の生活が個性豊かに輝くようにとの願いが込められている。
この住宅は、町が2016年度より進める「松田町住宅整備事業」によるものの一つ。子育て世帯等を呼び込むことで定住促進を図る。民間の資金や経営ノウハウを活用する「ＰＦＩ」という手法を用い、昨年4月より工事を進めていた。入居者はすでに全28戸のうち26戸74人が決定。そのうち7割以上が町外からの移住者とのこと。
建設地は、旧松田土木事務所と旧警察官舎の跡地（同町松田惣領）。新松田駅に近く利便性も高い。また、向かいには子育て支援などの拠点も設ける。式には、本山博幸町長、ＰＦＩ事業者の「まつだ住宅パートナーズ㈱」の西山和成代表取締役、議員や自治会の関係者らが参加。本山町長は「将来的には町内に戸建てを買ってもらうなど、定住につなげていただければ」と、事業の発展に期待を込めて挨拶した。
▲完成した「ラ・メゾン カラフル町屋」
▲エントランス前には河津桜を植樹。記念植樹を行う本山町長（右）と西山代表