南足柄市の「さねかたファーム」で農福連携
「ありんこホーム」が桜を植樹
2022/04/01
南足柄市弘西寺にある農園「さねかたファーム」(實方(さねかた)正弘代表)が3月10日、NPO法人「おだわら虹の会」(高橋直美理事長)の福祉施設「ありんこホーム」へ桜の若木20本を寄贈した。同日、施設の利用者らによる植樹式が園内で行われた。
同園は約7000坪の敷地で梅やビワ、柑橘類など、様々な果実や樹木を育てている。ありんこホームでは昨年12月より、利用者が園内の畑の整備やみかんの収穫などの仕事に従事。いつも笑顔で作業してくれる利用者への感謝と、高橋理事長への敬意をこめ、桜を贈ることにした。
桜は、草柳園(真鶴町)の草柳茂さんの協力のもと園内で育ててきた約2メートルの「コシノヒガン」で、植樹しやすいように草柳さんが苗木を準備。利用者とスタッフ、高橋理事長らが一丸となって植樹した。
高橋理事長は「同園の作業は利用者が笑顔で積極的に参加してくれる。農福連携で笑顔で生きていってほしい」と話した。實方正弘さんの妻景子さんは、「ホームと共同でこの桜を育てていく。また、このファームをありんこホームの協力を得て、四季折々の花咲く里山にしたい」と展望を語った。
▲實方さんへの感謝のメッセージを掲げるありんこホームの利用者やスタッフ
▲植樹する高橋理事長(右)と實方景子さん