2017年09月01日号 小田原市 街の話題

小田原市久野の潮音寺に寄贈 - 平和を願って「ビルマの竪琴」

「ビルマの竪琴」に込められた願いを感じて-。小田原市久野在住の西山喜誉志さんは、かつてビルマ(現在のミャンマー)で購入した竪琴を潮音寺へ寄贈した。
日本航空の整備士だった西山さんは、1975年に政府遺骨収集団がビルマを訪れた際、専用飛行機の安全確保のため現地入り。小説『ビルマの竪琴』(竹山道雄著)に心を打たれた経験があることから竪琴を手に入れた。
寄贈のきっかけは、同寺が8月15日に映画「ビルマの竪琴」(1985年)の上映会を開いたこと。小田原七福神会の写経会に参加するなど日頃より交流がある西山さんは、「この機に、寺を訪れる多くの人に竪琴を見てほしい」と思い立った。
『ビルマの竪琴』は、同胞の霊を弔うために復員せず僧侶となった日本兵の姿を通じ、戦争の悲劇を描いた物語。映画化も2度された。
同寺では写経会が開催された8月18日、参加者や檀家信徒らに竪琴を公開。前住職・安藤康哉さんは戦死した兄の遺書も展示した。兄はフィリピンで命を落とし、同寺では敷地内に平和観音を建立し、冥福を祈ってきた。
「戦争のない世の中になってほしい」と安藤さん。10月8日(日)には再び竪琴を公開し、映画「ビルマの竪琴」(1956年)を上映する。13:30~。
先着50人。問合せはTEL.080-5450-2708 潮音寺へ。

P-20170901_chouonji_tategoto▲竪琴を贈った西山さん(右)と前住職の安藤さん。

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