小田原市 ニュース 2019年10月11日号

「英語話せます」がひと目で分かるように
缶バッジで外国人をサポート

2020/04/22

ここ数年急増し続ける訪日外国人の数。東京五輪・パラリンピックを控え、一層の需要が見込まれる中、小田原でも受入れ態勢の強化が求められている。
ハルネ小田原街かど案内所のスタッフの一人、木下・アナ・マリアさん(38歳)はルーマニアの出身。19歳で来日し、日本人と結婚。英語のほか、簡単なフランス語、スペイン語、イタリア語も話せ、一年ほど前からハルネで働く。木下さんによると、特にバスの乗り方に迷う外国人が多いという。気づき次第、英語ができるスタッフで声をかけて対応しているが、より分かりやすい情報提供が必要なようだ。
県西2市8町の地域連携DMO「かながわ西観光コンベンション・ビューロー」では、「Happy Trip Project」をテスト的に始動。英語が話せるスタッフの目印となる缶バッジを制作した。外国人が気軽に話しかけられる環境を整え、スムーズな対応につなげる狙い。人と人が話すきっかけ作りから、あたたかみある親しみやすい観光地を目指す。
バッジは先月より、観光案内所や観光施設に配布している。案内の多言語化やスタッフの増員とともに、多言語対応可能な観光施設や飲食店を紹介するマップやウェブサイトの制作も計画している。

POST20191011_harune_omotenashi_a▲ハルネの案内所で働く木下・アナ・マリアさん。缶バッジを持ってPR

POST20191011_harune_omotenashi_b▲「I speak English」と書かれた缶バッジ

-小田原市, ニュース, 2019年10月11日号