小田原市 暮らし ニュース 箱根町 真鶴町 湯河原町 2018年06月29日号

社会問題化している高齢者の運転事故
運転免許の自主返納について

2020/05/12

運転免許証の自主返納制度は、高齢者ドライバーによる交通事故の防止策の一つとして1998年に始まった。返納は各警察署で受付けており、申請をすることで「運転経歴証明書」(手数料1100円)の交付を受けられる。免許証と同じように金融機関などで身分証明書として使える。
また、この証明書を提示することで受けられるサービスがある。「神奈川県高齢者運転免許自主返納サポート協議会」の加盟企業や店舗では、商品や施設入場料の割引などの特典を実施している。
小田原警察署によると、管内(小田原市と箱根町・湯河原町・真鶴町)における免許の返納件数は近年増加傾向にあり、今年もすでに331人が返納しているとのこと(5月末まで)。同署交通課では「少しでも不安を感じたら、自主返納という勇気ある決断をしていただきたい」と話す。
車が生活に欠かせない人にとって決断は簡単なことではないだろうが、家族や周囲の声を聞いて検討してみてもいいかもしれない。
また同課では、免許返納後のサポートの充実も図りたいと話す。企業などに向け、サポート協議会への協力を呼びかけている。

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