暮らし ニュース 箱根町 2021年07月23日号

箱根町社会福祉協議会
ドラマ仕立ての福祉動画を作成

2021/07/23

箱根町社会福祉協議会は、車いすの操作や介助方法などをドラマ仕立てのストーリーで解説するオリジナル福祉教育動画を作成した。6月30日よりYouTubeで配信している。

車いすを使う人への配慮や支援について考えるきっかけにしてもらおうと、町内の宿泊施設や飲食店に向けて作成。また、誰もが楽しく観光できる地域づくりとして、町内外の様々な人に見てもらい観光アピールに貢献したい思いも込めている。

撮影には、車いす利用者で町内在住の武藤晴美さんが協力。武藤さんが箱根を一人旅するという設定で製作し、5月27日に箱根湯本の吉池旅館で行われた収録には勝俣浩行町長が参加。武藤さんをスタッフと一緒に出迎え、協力して館内に入るのを手伝った。
「分かりやすく伝えるには動画はとても良いこと」と勝俣町長。武藤さんは「当事者でないと分からない部分もある。直接声を聞いてもらえるのは良い機会だと思いました」と感想を述べた。

動画は約13分。スロープの設置方法や声掛けの仕方などが具体的に説明されている。撮影・編集は小田原青年会議所、指導には神奈川県西地区リハビリテーション協議会「Teamリハもん」が協力。また、ボランティア団体「紅葉会」がエキストラで参加した。

動画はYouTube内の「はこね社協チャンネル」で閲覧可。今後は手話をテーマにした動画も考えている。

▲吉池旅館での撮影の様子

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