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小田原オペラが松田町で公演
ゲネプロを子ども達に公開

「小田原オペラ」(飯田裕之代表)が8月29日、松田町生涯学習センターでモーツァルトの歌劇「魔笛」(日本語公演)を上演した。

小田原オペラは昨年8月、西湘地域の音楽家たちによって結成。本格的なオペラを地元から発信し、子どもから大人まで幅広くオペラを鑑賞する楽しみを知ってもらいたいと活動している。

今回の公演は小田原市、南足柄市に続く3回目。前日には松田町内の松田小学校、寄小学校、松田中学校の児童と生徒にゲネプロ(最終通し稽古)を公開し、9人の子ども達が来場した。

「オペラは歌のついた演劇のこと。セリフに音楽をつけると気持ちが伝わりやすくなる。歌っている人の気持ちを感じながら聞いてみて」と、出演者がオペラの楽しみ方をレクチャーしてからスタート。プロジェクションマッピングを活用した舞台背景の中、迫力の歌声が響き、観客席からはあたたかい拍手が贈られた。

芸術の灯が消えないように

緊急事態宣言下での開催となった今公演。出演者たちは安全・安心に配慮を尽くして観客を迎えた。

「音楽、芸術の灯が皆様の生活から消えないよう、小田原オペラとしてもコロナ対策等気をつけながら、これからも多くの方にオペラの魅力や楽しさを見つけてもらいたいと思っています」と、テノール歌手の池田徹さん。

今後は12月26日(日)に南足柄市文化会館で歌劇「ヘンゼルとグレーテル」、来年1月29日(土)、30日(日)に小田原三の丸ホール大ホールで喜歌劇「こうもり」の公演を予定している。

▲子ども達を招待したゲネプロの様子

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