小田原市 お祭り・イベント イベント情報 ニュース 2022年08月19日号
御幸の浜海水浴場で8月20日(土)
「バリアフリービーチ」初開催
小田原市の御幸の浜海水浴場で8月20日(土)、「ＯＤＡＷＡＲＡバリアフリービーチ」が初開催される。誰でも楽しめる小田原の海を目指すための第一歩。主催の実行委員会では「気軽に見学に来てほしい」と呼びかけている。
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バリアフリービーチとは、砂浜の上でも車いすが通れるビーチマットや水陸両用の特殊な車いすを用意し、体の不自由な人も海水浴を楽しめるイベント。県内では茅ヶ崎や鎌倉、葉山などで開催され、全国でも広がっている。
主催するのは、地域の有志による「ＯＤＡＷＡＲＡバリアフリービーチ実行委員会」。代表で作業療法士の初鹿真樹さんによると、車いすユーザーが御幸の浜へ行くとしても、海への入口の防潮扉までしか安全に進めず、海は離れて眺めるものなのが現状だという。
「その先も行ける小田原にしたい」と、海の家や自治会の協力のもと、今回試験的に初開催。（一社）神奈川県西地区リハビリテーション協議会とＮＰＯ法人湘南バリアフリーツアーセンターが共催、小田原市が後援。
誰でも楽しめる小田原の海へ
当日は、ひじ掛けと車輪が水に浮く素材の車いす「モビチェア」を２台用意。車輪が砂利に沈まぬよう浜辺に敷いたマットの上を走行し、海に入る。また、車いすに乗ったまま利用できる移動式バイオトイレカーを準備する。
目指すのは、誰もが楽しめるビーチ。今回は初めてのため、車いすユーザーの参加募集は行わず、ボランティアの募集もすでに締め切っているが見学は自由にできる。モビチェアを体験したり、マットの上を歩くことも。
「海水浴に遊びにきた人たちにも、体験を共有してもらいたい」と初鹿さん。この取り組みを来年度以降につなげ、いつかは常設のバリアフリービーチを目指したいという。
イベントは10時～14時。小雨決行、荒天中止。詳細はフェイスブックで「神奈川県西地区リハビリテーション協議会」と検索。
▲実行委員会代表の初鹿さん／御幸の浜にて