開成町 ニュース 防災 2020年03月20日号

開成町が日産自動車と協定
災害時にEVを活用

2020/05/08

開成町は3月2日、日産自動車㈱及び町内の日産販売会社3社との間で「災害連携協定」を締結した。
これは、災害による大規模停電が発生した際、蓄電池として利用できる電気自動車(EV)「日産リーフ」を販売会社が1台ずつ町に無償貸与し、広域避難所などで非常用電源として給電を行うもの。
日産自動車では、全国の自治体や企業などと協力し、EVを活用した様々な地域の課題解決に取り組んでいる。昨年9月には台風被害を受けた千葉県内の公民館や福祉施設などにリーフ約50台を提供。スマートフォンの充電や扇風機の稼働などに活躍した。
締結式は、5月に開庁予定の新庁舎で行われた。府川裕一町長は「昨年の台風では町内でも4ヵ所の避難所を開設し、改めて電気の重要性を感じた」と語り、EVの有効性に期待を寄せた。町によると、新庁舎にはEV専用の急速充電器スタンドを備え、公用車としてEV1台を導入予定という。防災面のさらなる対策強化に努める考えだ。

P20200320_kaisei_evkyoutei_a▲新庁舎で締結式を行った府川町長(中央)と日産グループ4社の代表ら

P20200320_kaisei_evkyoutei_b▲締結式では、リーフからの電力供給のデモンストレーションも行われた

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