南足柄市 開成町 ニュース 2019年06月07日号

南足柄市・開成町/「足柄産業集積ビレッジ構想」協議会
企業誘致など土地利用を議論

2020/05/22

南足柄市と開成町が連携して取組む「足柄産業集積ビレッジ構想」の事業推進協議会による総会が、5月30日に開かれた。
この構想は、足柄地域全体の活性化を目的に、南足柄市の竹松・塚原地区と開成町の牛島・宮台地区周辺をエリアに、企業誘致や土地利用による整備を進めるもの。2006年に策定されたが、社会情勢の変化をふまえて2016年に改定。両市町と県、学識経験者、商工会などによる協議会を設置した。会長は学識経験者の杉本洋文さん(前東海大教授)。
総会では、今までの活動報告や今年度の計画等を審議。実務を担う「企業誘致推進作業部会」では、竹松壗下・宮台北地区を対象に全国及び県央・県西の周辺企業に立地ニーズのアンケート調査を実施。県央・県西の1245社へのアンケートでは、回答のあった68社のうち24社が「候補地となる可能性がある」「今後検討したい」と答えた。この結果をもとに、今後も情報提供や意向の把握に努める。
和田河原や塚原の土地利用を考える「和田河原塚原地区作業部会」では、農業経済の活性化を目指す方針を示した。農地所有者との対話や調査をふまえ、今後は特産野菜として大豆の試験栽培を予定。2020年春に開業予定の「道の駅」や「体育センター」事業との関連も視野に、農業系施設の誘致の検討もしていくと話した。

POST20190607_sangyovillage▲企業や人が集まるまちづくりへ、官民連携で議論をする協議会

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