はこねすきプロジェクト
活動の締めくくりに箱根登山鉄道へ寄付
2021/01/01
美しい箱根のため今後も協力
2019年10月の台風19号で甚大な被害を受けた箱根町の復興のために活動してきた「はこねすきプロジェクト」が12月18日、活動の締めくくりとして箱根登山鉄道㈱に57万2615円を寄付した。
同プロジェクトは、小田原箱根商工会議所青年部や箱根町内の事業者有志を中心に結成。台風前の箱根登山鉄道が走る美しい景観復活のため、町内100ヵ所に募金箱を設置。集まった寄付から経費を引いた全額を寄付した。
メンバーは被災後すぐに、箱根のために出来ることをしようと声を掛け合いプロジェクトを結成。箱根の森小学校3年の戸塚咲樹さんが観光美化ポスターで描いた元気いっぱいの箱根の絵を旗印に活動を展開した。
昨年7月に箱根登山鉄道が全線で運転再開した際には、この絵を塗り絵にして子ども達に色づけしてもらい、車両内に飾るイベントを実施。また、コロナ禍による緊急事態宣言時には、観光客を迎える準備のため、箱根湯本や仙石原、強羅駅などで清掃活動を行った。
活動は今回で一区切りとなるが、メンバーは今後も箱根の美化と活性化のため協力しあうことを約束している。
▲箱根登山鉄道の抱山洋之社長（右）に寄付を渡す小田原箱根商工会議所箱根支部長の鈴木茂男さん（右から２人目）と、戸塚さんの絵のポスターを持つプロジェクトメンバー
▲登山鉄道の運転再開セレモニーに招待された戸塚さん（右）［昨年７月撮影］