小田原市 文化 ニュース 2019年09月27日号

<小田原市>市内在住の画家・芳澤一夫さんが最優秀賞
市民ホール緞帳デザイン決定

2020/04/22

小田原の明るい未来を表現

2021年9月の開館を目指す小田原市民ホールの大ホールを飾る緞帳(どんちょう)デザインが決定した。市が公募を開き、市内在住の日本画家・芳澤一夫さん(65歳)の作品が最優秀賞に選定。9月11日に市役所で、加藤憲一市長から芳澤さんに賞状が贈られた。
市によると応募総数は22作品。1次選考で6作品を選び、さらに2次選考で最優秀賞1点を選んだ。
芳澤さんは、これまでにも小田原駅アークロードのステンドグラス原画を制作。ハルネ小田原の階段アートにも作品を提供している。今回の作品は、小田原の明るい未来や四季・自然、海・山・川・空・風などを表現。丸い円は子どもや市民、海外から小田原に来る人たちを思い浮かべながら描いたという。「市民ホールは小田原の文化創造の発信地となる。その中で希望をもって子どもたちに育ってほしい」と芳澤さん。
審査を務めた市民ホール設計者の仙田満さん(㈱環境デザイン研究所会長)は、舞台は客席から見て海を臨む方向に位置すると説明。「先生の作品はそのイメージに響いた」と振り返った。
また当日は、緞帳の寄贈者として、小田原の様々なまちづくりに関わる市内在住の古川達高さんも同席。緞帳の製作費を負担し、市に寄贈するという。高校生の時に芝居をしていた経験から、この寄贈は自分の夢の達成でもあると喜びを語った。

POST20190927_odawarahall_a▲最優秀賞の芳澤さんの作品

POST20190927_odawarahall_b▲受賞作品の原画を囲む芳澤さん(左から3人目)、加藤市長(同4人目)、寄贈者の古川さん(同5人目)、環境デザイン研究所の仙田会長(同6人目)ら

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