南足柄市 暮らし 大井町 ニュース 2021年06月25日号

南足柄市と大井町が7月より
パートナーシップ制度を開始

2021/07/01

南足柄市と大井町は7月1日(木)から、足柄上地域で初となる「パートナーシップ宣誓制度」を施行する。
性的マイノリティの人たちをはじめ、婚姻制度が利用できずにいるカップルを自治体が公的に認め、独自に宣誓書受領証を交付する。南足柄市と大井町では受領証の相互利用も可能とし、両市町間で住所を異動する場合は転出前の自治体に届を提出することで、すでに交付済みの受領証を異動後も継続使用できる。
受領証は一定の条件を満たし、互いを人生のパートナーと宣誓することで交付される。法律上の婚姻とは異なり法的な効力はないが、受領証を持つことで公営住宅の入居申し込みができるなどの行政サービスが受けられる。
パートナーシップ宣誓制度は全国の自治体で導入が進んでおり、県内では横浜市、川崎市、相模原市など11市町が導入。小田原市もパートナーシップ登録制度を導入している。
南足柄市によると、大井町とはほぼ同時期に制度の導入を検討し、近隣でもあることから同日施行で相互利用も含めて調整をしてきた。多様性を認め合い、誰もがその人らしく暮らせる地域社会の実現を目指す。

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南足柄市は7月8日(木)、パートナーシップ制度やLGBTについて理解を深める講演会「LGBTを知る」を開催する。南足柄市文化会館大ホールにて、10時30分~11時50分。講師は、新宿区議のよだかれんさん。参加無料。申込み先着300人。問合せ・申込みはTEL.0465-73-8022南足柄市福祉課へ。

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